東京電機大

      






will have p.p.」(継続用法)

will have p.p.」のことを「未来完了」と呼びます。未来完了には、「完了」「継続」「経験」の用法があります。ここでは、「継続」用法が使われています。
 ※問題文に
「for 〜 (〜のあいだ)」があるので「継続用法」だとわかります。)

 未来までの継続

「(未来の時点で)ずっと〜していることになる」
例文
 Tom will have lived here for three years by next July.
   今度の7月には、トムは3年間ずっとここで暮らしていることになる。

 ※ 「by 〜」=「〜までには」
 ※
 byがあると、6月の下旬に3年間が達成できる可能性を含む。
  
7月になって3年間が達成できることが確定しているのならbyは不要。

主語が「 I 」または「We」のときのみ、「shall have p.p.」としても同じ意味になります。
 

 ・ I will have lived here for three years by next July.
      = I shall have lived here for three years by next July.




時間の線分を使って説明してみましょう。

Tom will have lived here for three years next July.



赤色の時間
に「live here」しています。このように「過去から未来まで」の継続なら「未来完了」を用います。未来に「3年間」が成立するということです。
7月になって3年間が達成できることが確定しているのならbyは不要です。



● 断続的な継続でも使うことができます。
 
● 
未来完了の継続は、現在完了や過去完了の継続用法とは異なり、進行形にできる動詞の継続でも進行形にするのを避ける傾向にあります。ですから、進行形にできる動詞の継続であっても、「未来完了進行形」を使わないで「未来完了」で表してかまいません。

例) 私たちは次の3月で5年間英語を勉強し続けていることになる。
(◎) We will have studied English for five years next March.
(〇) We will have been studying English for five years next March.
ただし、入試ではわざと「未来完了進行形」のほうを尋ねてくることもあり、要注意です。


● ふつう進行形にしない動詞の継続は、「未来完了進行形」を使ってはいけません。
  
(×)I will have been knowing him for three years next month.



未来を示す言葉と「for(〜のあいだ)」の併用は、「未来完了・継続用法」を疑おう〜



選択肢1→問題文に「次の4月」という言葉がありますから、未来のことを述べている文だとわかります。しかも、継続の意味ですから、「is」はおかしいですね。

選択肢2→「現在も東京にいる」わけですから、「will be」を用いることはできません。

選択肢3→選択肢は「be動詞の未来進行形」。しかし、「be動詞の未来進行形」というのはふつう使いませんから、選んではいけません。

選択肢4→未来完了・継続用法で正解。






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