

「will have p.p.」のことを「未来完了」と呼びます。未来完了には、「完了」「継続」「経験」の用法があります。ここでは、「経験」用法が使われています。(「four times (4回)」があるので「経験用法」だとわかります。)
◆ 未来における経験 |
訳
★「(未来の時点で)〜回〜することになる」 |
例文
★ I'll have been to Kyoto ten times if I go there again.
もう一回京都へ行ったら私は京都へ10回行くことになる。
※ 「have been to 〜」(経験用法)=「〜へ行ったことがある」
※ 「have been to 〜」(完了用法)
=「〜へ行ってきたところだ」
例)
I have been to the post office.
(私は郵便局へ行って来たところだ。)
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●主語が「 I 」または「We」のときのみ、「shall have p.p.」としても同じ意味になります。
・ I'll have been to Kyoto ten times if I go there again.
=I shall have been to Kyoto ten times if I go there again.
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時間の線分を使って説明してみましょう。
I will have been to Kyoto ten times if I go there again.

「生まれた時」から「未来に京都を再訪する時間」までの「経験回数」を述べています。10回という経験回数は、現時点では達成されておらず、未来に達成されうるという意味であり、場合によっては10回京都に行くことはないかもしれません。 |
★選択肢1→現在完了では「未来に達成される経験」を表現できません。不可。
★選択肢2→すでに3回会っており、その3回は過去のことなのであるから、will seeは不可。
★選択肢3→「未来完了進行形」を用いている選択肢ですが、「未来完了進行形」には「継続用法」しかありません。不可。
★選択肢4→主語が「 I 」「We」のときは、「will」を「shall」としても同じ意味になります。未来完了・経験用法であり、正解となります。 |