慶応大

      







現在完了(経験用法)

現在完了(have+p.p.)・経験用法
経験用法「〜したことがある」
  
「現在までに〜した経験がある」が真意。
    例) I have met the man twice.
    (私はその男に2度会ったことがある。)
  
(現在までにその男に2度会った経験がある。)


否定文は「not」よりも「never」を多用。
  
・この「never」は「〜したことがない」の意。
   
例) I have never met the man.
    (私はその男に会ったことがない。)

 

疑問文には原則として「ever」をつけます。
  
・この「ever」は「かつて」の意。
   
例) Have you ever met the man ?
    (あなたはその男に会ったことがありますか。)


疑問文でも回数や頻度を尋ねる文では、ふつう「ever」は付けない。
  
    例) How many times have you met the man ?
      ≒How often have you met the man ?

    (あなたはその男に何回会ったことがありますか。)


  ・回数を訊けばそれだけで「経験用法」だとわかるので、
   「ever」をつけないのです。

 ・ 実用英語では、肯定平叙文にeverを付けることがあります。


問題文を時間の線分を使って説明してみましょう。
Now, you ask me if I've flown a major airline. Like you, I have never been on any of the big ones.



」は「ask」の時間で現在、「」は「 I 」が生まれた時、「」は「生まれた時から現在までの経験」を指しています。

この問題で大切なのは「ask」と「I've flown」の時制です。相手が「話し手の現在までの経験」を尋ねているのだとわかりますね。話し手は当然「過去から現在までの経験」を答えることになり、現在完了を用いるのです。



≪経験用法でよく使う言葉≫
「before」 =「以前」
「ever」=「かつて」
「once」=(文中)「かつて」、(文尾)「一度」
「twice」=「2度」
「〜 times」=「〜度」(経験回数)
「How many times」=「何度」
「How often」=「何度」

「never」=「〜したことがない」



いつからいつまでの経験なのかを考えるといいよ〜



 現在完了を使っている選択肢1か選択肢2が正解になります。

 選択肢1→「私は大手航空会社のどの路線をも利用したことがある」
   
※肯定平叙文の「any」は「どの〜も」「どんな〜でも」の意。

 選択肢2→「私は大手航空会社のどの路線をも利用したことがない」
   ※否定文の「any」は「どの〜も〜ない」の意。

 選択肢1だと「大手航空会社が持つ路線をひとつ残らずすべて」という意味になるので、かなり特殊な状況ですね。選択肢2だと十分あり得る内容です。「あなたと同様に」とあることから、特殊なほうを消去し、選択肢2を正解にするのが妥当です。






お薦めのYouTube動画

Copyright(C)アストロハウス (英語クイズトップページ) All Rights Reserved