大東文化大

      






be to 原形

「be to 原形」にはさまざまな訳し方があります。ここにまとめてみましょう。

 予定  

「〜することになっている」
例文
 We are to meet at seven.
   私たちは7時に会うことになっている。
● be to be p.p.は受身で「〜されることになっている」の意。
 
例)
   The concert is to be held this evening.
       (そのコンサートは今夜開かれることになっている。

● 「at seven」「this evening」のような
発言時よりも未来の時を表す言葉があればこの用法の可能性が高いと言えます。



 意図  

「〜するつもりで(あれば)」
例文
 If you are to succeed, you must work hard.
 もし成功するつもりであれば、一生懸命勉強しなければ[働かなければ]ならない。
● be to be p.p.は受身で「〜されるつもりであれば」の意。
例)
 If you are to be liked by Mary, you should be kind to her. (メアリーから好かれたいと思うならば、彼女に親切にすべきだ。)


● 
「If 節内」で使われている「be to 原形」はこの用法の可能性が高いと言えます。



 当然・義務  

「〜すべきだ」(=should)
「〜しなければならない」(=must)
例文
 When am I to go there ?
    いつそこへ行ったらよいのでしょう。
● 例文は次のように書き換えることができます。
  
例文=When should I go there ?


● 
be to be p.p.は受身で「〜されるべきだ」「〜されなければならない」の意。
例)
 This book is to be read by a lot of people.
 =This book should be read by a lot of people.
    (この本は多くの人に読まれるべきだ。)


● 
否定はこの用法に限らず、どれもbe not to 原形というかたちをとります。
例)
 You are not to smoke in this room.
 =You mustn't smoke in this room.
    (この部屋でタバコを吸ってはいけません。)




 運命  

「〜する運命にある」
例文
 The ship was never to return.
  その船は二度と帰らぬ運命にあった。
● 「be never to ・・・」でなおかつ過去時制の文はこの用法の可能性が高いと言えます。



 可能  

「〜できる」(=can)
例文
 The camera was not to be found.
     そのカメラは見つからなかった。
● この【可能】用法は、be to be p.p.という受身のかたちで、しかも否定文で用いるのがふつうです。

● 「can」の文との書き換えが重要です。
 
例)
  ・No man was to be seen there.
       =No man could be seen there.
   (そこでは人の姿は皆無だった。)


● 「be to be seen」「be to be heard」「be to be found」ならば、この用法の可能性が高いと言えます。



 目的  

「〜するためのものだ」
例文
 The letter was to announce their engagement.
  その手紙は彼らの婚約を知らせるためのものでした。
● この用法はほとんど入試に出てきません。



 不定詞の名詞用法  

「〜することです」
例文
 My dream is to be a pilot.
  わたしの夢はパイロットになることです。



 were to 原形

「仮に〜するようなことがあれば[あっても]」
例文
 If you were to go to the moon, you would understand me.
  仮にあなたが月にいくようなことがあれば、私の言うことが理解できることだろう。

※仮定法の文なので、「If I were to」「If she were to」のように言うことができます。



どの用法にも「受身」「否定」があるので要注意だよ〜



問題文のIf 〜からもわかるように、この問題文で使われている用法は【意図】ですね。選択肢4が正解です。

選択肢1→「〜を実現する」は「realize to 〜」ではなく「realize 〜」です。「to」があるので明らかに不可。

選択肢2・選択肢3
これらは受身になっています。しかし、(  )の後ろに名詞があるということは、「主語 realize you your desire.」が受動態になったものと考えられます。しかし、「realize you your desire」は意味をなさないため、これらの選択肢を誤りとします。







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