山脇短大・改

      






動名詞時制の例外(3)

「admit」の目的語になっている「-ing」には、本来の働きのほかに、「having p.p.」の働きがあります。

次のように覚えておきましょう。

    〜であることを認める
     → admit -ing




    〜したことを認める
       admit -ing
     →  admit having p.p.




    〜であることを認めた
     → admitted -ing




 (大過去に)〜したことを(過去に)認めた
      admitted -ing
     →  admitted having p.p.



「admit+不定詞」は不可!






「admit」の目的語のかたちを問う問題は、ここで説明したことを思い出して解いてね。




実例



She never admits being in the wrong.
   彼女は自分が間違っていることを決して認めない。



She admits making a mistake.
  =She admits having made a mistake.
  彼女は間違いをし
ことを認めている。



She never admitted being in the wrong.
   彼女は自分が間違っていることを決して認めなかった。



She admitted making a mistake.
  =
She admitted having made a mistake.

   彼女は間違いをしことを認めた。

※ この問題の解答の「-ing」はここに属します。




問題考察


「admit」の目的語のかたちを問う問題です。不定詞の選択肢は明らかに誤りなので、選択肢3か選択肢4が正解になります。

「人 admit of 動名詞句.」という言い方はしないので選択肢3が正解です。「of」が不要であること、選択肢3の「stealing」が「having stolen」と書き換え可能であることを押さえておきましょう。




動名詞時制の例外(その他)

 look forward to -ing

「〜することを楽しみにして待つ」
例文
 I'm looking forward to seeing you again.
   あなたと再会することを楽しみにして待っています。
● この「-ing」は「look」から見て未来のことです。



 be sure of -ing

「〜であることを確信している」
「〜するだろうと確信している」
例文
 I'm sure of her being rich.
   =I'm sure that she is rich.
   私は彼女がお金持ちであると確信している。

 I'm sure of her coming here.
   =I'm sure that she will come here.
   私は彼女がお金持ちであると確信している。

● 上の例の「-ing」は「be sure」と同じ時間、下の例の「-ing」は「be sure」から見て未来のことです。常にどちらのパターンであるかを意識するとよいでしょう。



以前の問題解説にもどり動名詞の時制の原則と例外を再チェックしておこう〜



選択肢4から「of」を消去すれば、選択肢4も正解になります。






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