法政大

      






問題考察


では、分詞構文を使わずに接続詞を使って書いたらどうなるかを考えてみましょう。

すべての選択肢で「being」が使われているため、2つの動詞は同じ時間のことを指しており、共に過去だということがわかります。文脈から「As」(ので・理由)の省略だと考えます。

また、この「as節」の主語は「the baseball」ではありませんね。
このケースは「as節の主語」と「主節の主語」が異なるのです。
問題文を接続詞を使って書くと次のようになります。

問題文=As the weather was rainy, the baseball game was canceled.

では、2つの主語が異なるケースでの分詞構文はどのようにしてつくったらよいのでしょうか。2つの動詞の示す時間が同じならば、「異なる主語」を分詞(-ing)の前に置くだけでよいのです。

 
(○) The weather being rainy, the baseball game was canceled.




分詞構文(主語ズレ)

主語が主節と一致しない分詞構文のことを
独立分詞構文と呼びます。
次のように覚えておきましょう。


分詞構文の意味上の主語には「主格」を使用します。「動名詞の意味上の主語」と異なり、所有格や目的格は使えません。「It being hot,」の「It」は主格です。



2つの主語が一致しないときは主語を明記しよう〜



選択肢1→「As the baseball game was rainy weather,」の意味になってしまう。

選択肢2→選択肢1と同じ理由で、選ぶのはやめましょう。


選択肢4→分詞構文で省略されている接続詞を書いても良いケースもあるのですが、ネイティブは「Because the weather being rainy」を使いません。主節と異なる主語が付いている分詞構文では、接続詞を残すことはないと覚えておいて差し支えないでしょう。






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