明治学院大

      






問題考察


では、分詞構文を使わずに接続詞を使って書いたらどうなるかを考えてみましょう。

雨が降り始めた時間は、延期された時間よりも昔のことです。また、「the day before」(その前の日に)は過去完了【大過去用法】の節に用いる表現ですね。

さらに、動詞「rain」の主語は常に「it」でなければなりませんが、これは「start raining」の主語も「it」になることを意味します。そこで、問題文を接続詞を使って書くと次のようになります。

問題文=As it had started raining the day before, the picnic was postponed.

では、「時制ズレ」&「2つの主語が不一致」の分詞構文はどのようにしてつくったらよいのでしょうか。「異なる主語」を「having p.p.」の前に置くだけでよいのです。

正解=It having started raining the day before, the picnic was postponed.




分詞構文(時制ズレ&主語ズレ)

この問題のように主語が主節と一致しない分詞構文のことを
独立分詞構文と呼びます。さらに、時制がズレている場合は次のようになります。


「主節と異なる主語 + having p.p.」だよ。



主語が一致するかしないかを常にチェックしよう〜



選択肢1→「As the picnic had been started raining ・・・」の意味になるので不可。

選択肢2→現在完了は現在の状態を述べる文です。さらに、2つの節の間に接続詞がありません。

選択肢4→「the day before」があるので過去完了を用います。さらに、2つの節の間に接続詞がありません。






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