京都産業大

      






may have p.p.

 may have p.p.  

「〜した(だった)かもしれない」(過去の事柄を推量)

「〜してしまった(ている)かもしれない」
   
(現在完了の事柄を推量)
例文
 He may have left yesterday.
   彼は昨日出発したのかもしれない。
● この表現は、「話し手が現在そう考えている」ということであり、「過去(または現在完了)」と「現在」の2つの時制を同時に表しています。例文は次のように書き換えることができます。

例文= It is possible that he left yesterday.
be動詞が現在形で、「leave」が過去形になることに着目しましょう。

● 「might have p.p.」というかたちもありますが、これは「may have p.p.」よりも確信度が低いとされるもので、「ひょっとしたら〜した(してしまった)かもしれない」と訳します。


問47の問題文は、本当は、「過去に道に迷ったかもしれない」といった過去に焦点があるのではなく、「道に迷ってしまっている状態に現在あるかもしれない」という現在完了の意味、すなわち現在に焦点があるのです。

こういうときは、正確には、「〜したかもしれない」ではなく「〜してしまった(ている)かもしれない」と訳さなければなりません。このケースでは、「過去」ではなく「現在完了」の意味を出す必要があります。

実際、may have p.p.では、「〜したかもしれない」「〜してしまった(ている)かもしれない」のほかにも、「ずっと〜しているかもしれない」「〜したことがあるかもしれない」という訳も可能です。



「現在完了」は「現在の状態・状況」を伝えるものだよ〜



 「lost one's way」(道に迷う)には「be動詞」は不要です。そこで、選択肢2以外はすべて間違いだとわかります。「助動詞の問題」というよりは、「熟語の問題」でしたね。


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