

「未来進行形」を問う問題です。「未来進行形」の用法は以下の4つが大切です。
◆ will be -ing (その1) |
●未来における進行中の動作●
訳
★「〜していることだろう」 |
例文
★ This time next year, she will be traveling through Europe.
来年の今ごろは、彼女はヨーロッパを旅していることだろう。
★ It will be raining about this time tomorrow.
あしたの今ごろは雨が降っていることだろう。 |
● 下記の語句を含んでいるときは、「will 原形」ではなく、「will be -ing」のほうを使いましょう。
★「at this time tomorrow」
=「あしたのこの時間は」「あしたの今ごろは」
★「about this time tomorrow」=「あしたの今ごろは」
※上の「雨が降っていることでしょう」の例文を使ってその理由を述べてみましょう。大切なのは、「あしたの今ごろ」に「雨が降り始めて降り終わるすべての過程」が展開されるわけではないということです。「あしたの今ごろ」には、「雨が降っている一連の状況のほんの一コマ」のみが見られるのみです。降り始めるのはもっと前のことでしょうし、降り終わるのはもっとあとのことでしょう。
そこで、問9の解説を思い返して欲しいのです。そうすれば、「あしたの今ごろ」がついたら未来進行形になる理由がわかってもらえると思います。
基本的に、「(未来に)〜していることでしょう」と訳すときは「will be -ing」を使います。 |
◆ will be -ing (その2) |
●成り行き上の未来●
訳
★「(事の流れから)〜することになるでしょう」
★「(予定に従い)〜します」
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例文
★ In a few minutes, we will be landing at Narita Airport.
あと数分で、当機は成田空港に到着いたします。
★ I'll be seeing you tomorrow.
明日、あなたにお会いすることになるでしょう。
※「〜するつもりだ」という意味にならない。 |
◆ will be -ing (その3) |
●相手の予定を丁寧に尋ねる●(疑問文で)
訳
★「〜するご予定ですか」 |
例文
★ Will you be visiting Mary?
メアリーを訪ねるご予定はありますか?
★ How many nights will you be staying at this hotel?
このホテルには何泊のご予定ですか? |
◆ will be -ing (その4) |
●現在の推量●
訳
★「(今)〜していることでしょう」 |
例文
★ Mary will be waiting for your letter.
メアリーはあなたの手紙を待っていることでしょう。 |
● ここでの「will」は、「現在の推量」の用法で、「今〜であることでしょう」の意。そこに進行形の意味を加えたものが、この用法です。 |
★問題文に「at this time tomorrow」があるので、未来のこと。「主節にある現在完了」は未来のことを表現できないので、選択肢1は誤り。
★選択肢2→「be going to have p.p.」という言い方はしないので不可。
★問題文に「at this time tomorrow」があるので、選択肢3の「will read」ではなく、選択肢4の「will
be reading」のほうを正解にします。 |