

まず、問2の解説を再度読み返してください。
「時・条件を表す副詞節」が未来のことを現在時制で表現したように、「時・条件を表す副詞節」は「未来完了の内容」を「現在完了」で表現します。
You will finish that.
As soon as you have done that, I'd like you to start preparing supper.

「●」は「〜してもらいたい」と思っている時間であり「現在」。「●」は「夕食をつくり始める希望時間」で未来のこと。「★」は「finish that」の瞬間であり未来のことだが、1秒も間を置かず夕食をつくり始めることなど不可能なので、「★」と「●」が正確に同じ時間に起こることまでは誰も期待していない。
「終えてしまっている時間帯」を意味する「―●」の時間帯と「●」の時間であれば同時に存在でき、つじつまがあう。この問題文は、「―●」の「―」の長さができるだけ短くなるように夕食づくりを始めてほしい、と言っている文なのである。
そして、「(未来に)〜してしまっている状態」なのだから、未来完了の意味であるのだけれども、「as soon as 〜」が「時を表す副詞節」であるため、未来完了を用いて表現せずに、現在完了で表現しなければならないのです。 |
● 次の英文は誤りです。
(×) As soon as you will have done that, I'd like you to start preparing supper.
「時・条件の副詞節」では「未来完了の意味」を「現在完了」を使って表現します。
●案外、これは日本語と似ていると言えるかもしれませんね。
例) You may go out when you have done it.
(×)それを終えてしまうだろう時に外出していいよ。
(〇)それを終えてしまったとき外出していいよ。
未来のことなのに「だろう」という言葉を用いません。 |
★選択肢1→この副詞節に未来形はおかしい。
★選択肢2→この副詞節に未来完了はおかしい。
★選択肢3→「未来完了」を意味する「現在完了」。正解。
★選択肢4→「would like 〜 to 原形」に「〜に原形してもらいたかった」という意味はありません。そのため、過去を意味する「did」という選択肢はおかしい。
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